淀川区塚本十三 猫背と酸欠?
2023-12-26
酸欠と猫背の意外な関係
今日は猫背ってそんな事もおきるの?について書いてみます!!
「酸欠」と聞いて、どんな事を思い浮かべます?
呼吸がしづらい、息苦しい……。いずれにしろ「激しい運動をした後に起こるもの」というイメージを抱いているかもしれません。そのため「自分には無縁」と思っている人もいるでしょう。でも、あなたも日常で「酸欠状態に陥っている可能性がある」と聞いたら驚きますか?
■酸欠によって引き起こされるのは「だるさ」
酸欠といっても、単にゼイゼイと息苦しくなるだけではありません。酸欠による症状の主たるものは、「全身のだるさ」。
息苦しいということは、全身に十分な酸素を供給できていないということです。体が酸素のエネルギーを取り込みにくい状態ですから、力を発揮できず、だるさを感じてしまうのです。
たとえば、「高山病」をイメージするとわかりやすいでしょう。高山病はおおむね2,400メートル以上の高地で起こるとされており、激しい運動をしなくても、いつも通りの生活をしているだけで、頭痛や吐き気、めまいなど、身体にだるさを感じる人が出てきます。まさにこれは酸欠、つまり酸素不足によって引き起こされる症状と言えます。
■無自覚だけど酸欠状態になっている?
あなたが今、生活しているような低地でも、こうした酸欠状態を引き起こしているケースがあるのです。特に「なぜか身体がだるい」「原因がわからないけど疲れやすい」という人は、無自覚なうちに酸欠状態になっている可能性があります。そのだるさは疲労や寝不足ではなく、酸欠が原因の可能性あるということなのです。
■猫背は酸欠を引き起こしやすい?
原因はわからないけど身体がだるいと感じる人は、自分の姿勢をチェックしてみてください。猫背になっていませんか? 実はこれが酸欠を引き起こす要因の1つと考えられるのです。
人が猫背になると上半身は前かがみになり、肺を上から圧迫するような形になります。また、両腕・両肩が内側に入り込んで丸くなるため、左右から肺を圧迫します。この状態だと呼吸をしても肺は大きく膨らむことができません。当然、呼吸は浅くなり、満足に酸素を取り込めない息苦しい状態……酸欠になっているというわけです。
■胸を広げて呼吸してみよう
自分が猫背による酸欠状態になっていないかをチェックするのは簡単です。
まず、普段通りの状態で深呼吸をしてみます。続けて、上体を起こして背筋を伸ばし、肩を開くようにして胸を広げます。この状態でも深呼吸をしてみます。胸を広げて深呼吸をしたときに、普段のときよりも多く肺に空気を送り込めるようになっていれば、あなたは猫背による酸欠だった可能性があります。
正しい姿勢を取れば、呼吸量が増え、酸素からたくさんのエネルギーを取り込めます。日頃から自分の姿勢に気をつけるだけで、その原因不明のだるさから解放されるかもしれませんよ。